フリーライド ワールドツアー2025
BY PEAK PERFORMANCE
壮大なスタートを切った2025年シーズン
2025年フリーライド・ワールドツアーが正式にスタートし、バケイラ・ベレ・プロでの忘れられないファーストストップで幕を開けました。世界最高峰のフリーライダーたちが難易度の高い地形に挑み、ライダーもファンも息をのむようなパフォーマンスを見せ、スリリングなシーズンの幕開けとなりました。
昨シーズンは、Peak Performanceライダーのヘドヴィグ・ヴェッセルがヴェルビエで目覚ましい滑りを披露し、トロフィーを掲げて幕を閉じました。今年はこれまで以上に期待が高まっており、すでにさらなるアクションと華麗なスキーが披露されています。
この先、ツアーはさらに3つの開催地と、次のチャンピオンを決める2つのハイステークスな最終イベントが予定されており、信じられないような興奮が待っているでしょう。特筆すべきことに、今シーズンはヴァル・トランス・プロでの初開催でもあり、ツアーは2017年以来初めてフランスに帰ってきます。
STOP2:ヴァル・トランス・プロ
FISフリーライド・ワールドツアー by Peak Performanceは、2017年以来の開催となるフランスへのハイエナジーな帰還を果たしました。ヴァル・トランスの素晴らしい景色を背景に、世界最高峰のライダーたちが大会史上初めてラック・ノワールのフェースに挑みました。
降ったばかりの雪と、急斜面のシュート、崖、ダイナミックな垂直400mのテクニカルな地形が対決の舞台となりました。フランスの選手たちは、正確さ、パワー、そしてプログレッションでホームの観衆を沸かせ、圧倒的な強さを見せました。
表彰台ハイライト
スキー男子:バレンティン・ライナー(ピーク・パフォーマンス)は、完璧な360トランスファーと流れるような滑りを披露し、89.67点で2位に入りました。
スキー女子:ジュスティーヌ・デュフール=ラポイント(ピーク・パフォーマンス)はフリーライドの技とフリースタイルのセンスをミックスさせた滑りで2位(90.67点)を獲得し、レナ・コーラー(ピーク・パフォーマンス)はアグレッシブなラインと計算されたクリフドロップで3位(84.33点)を獲得しました。
フランスが世界トップクラスのフリーライドの舞台として再浮上した今、FWTはカナダのキッキングホースに向かい、王座争いが激化します。
STOP 1 :バケイラ・ベレ・プロ
バケイラ・ベレ・プロ by Movistarは、スキー男子、スキー女子、スノーボード男子、スノーボード女子の4カテゴリーすべてで衝撃的なパフォーマンスを披露し、2025年フリーライド・ワールドツアーの幕開けを華々しく飾りました。選手たちは難易度の高いラ・バンバ・フェースに挑み、さまざまな雪質と光のコンディションで、 その適応力とスキルが試されました。ルーキーからベテランまでが、大胆な戦略と際立った滑りで才能を発揮しました。
スキー女子の部では、Peak Performanceライダーのジュスティーヌ・デュフール・ラポイントがスポットライトを浴び、息をのむような演技で82.00ポイントを獲得し1位となりました。2023年FWTチャンピオンの彼女は、オリンピックレベルのテクニックとフリーライドの専門知識を見事に調和させた滑りを見せました。彼女の滑りは、ウインドリップからの巨大で完璧なバックフリップと一連のエアーを融合し、急斜面のテクニカルな地形での比類なきコントロールと冷静さを強く印象付けました。ジュスティーヌの演技は真のマスタークラスであり、この先の大会に向けて高いハードルとなりました。
2025 PEAK PERFORMANCE 選手リスト
殿堂入りしたフリーライド世界チャンピオン
ヘドヴィグ・ウェッセル
2024 ワールドチャンピオン
ヴァレンティン・ライナー
2023 ワールドチャンピオン
ジュスティーヌ・デュフール・ラポワント
2023 ワールドチャンピオン
クリストファー・ターデル
2018 & 2021 ワールドチャンピオン
エリザベス・ゲリッツェン
2021 ワールドチャンピオン
ヘドヴィグ・ヴェッセルが2024年フリーライド世界チャンピオンに
3度の表彰台を獲得したセンセーショナルなシーズンを経て、ヘドヴィグ・ヴェッセルはヴェルビエ・ファイナルで優勝し、フリーライド世界チャンピオンに輝きました。
青空の広がるベック・デ・ロッセで行なわれたファイナルでは、5人の女子ライダーが爽快な滑りを見せましたが、スピードと激しさ、そしてこの日最大のストンプを披露したヘドヴィグが93.33のスコアを叩き出し、FWT by Peak Performanceで優勝を飾りました。その数分前、天才マノン・ロスキがタイトルを賭けて今シーズン最後の滑りを見せました。息をのむような滑りと巨大なダブルバックフリップのトライの後、マノンは4位でフィニッシュし、初めてのシーズンで表彰台からわずかに外れました。
男子では、世界チャンピオンのヴァレンティン・ライナーと2度の世界チャンピオンに輝いたクリストファー・ターデルが優勝争いから脱落しましたが、ふたりともヴェルビエで全力を尽くしました。クリストファーとヴァレンティンはそれぞれ総合5位と9位という素晴らしい成績でシーズンを終えました。
このヴェルビエ・ファイナルを最後に、フリーライド・ワールドツアーby Peak Performanceは、エキサイティングな2025年シーズンを前にオフシーズンに入りました。
FWTQ HAKUBA にて
Peak Performance上遠野悠子2位入賞
PeakPerformanceライダー上遠野悠子が、2025/1/27白馬で行われたFreeride Wold Tour Qualifier Japan HAKUBAスキー女子の部2位に入賞しました。上遠野悠子は、昨年から膝の怪我のリハビリを続けており、今回大会で2年ぶりの出場で入賞を果たしました。彼女は、今週末2/8~から開催するJapan Freeride Open にも参加します。